中国輸入 エアガンやナイフなどを輸入について
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中国からはありとあらゆる製品が輸入されますが、その1つにエアガンやナイフといったものがあります。どちらも、マニアの方がいらっしゃったりサバゲーなどの影響もあって、需要が見込めるものですが、輸入して販売するとなると、思わぬ規制が立ちはだかったりします。今回は、中国からのエアガンやナイフの輸入について見ていきます。
○中国からエアガンやナイフを輸入する場合の規制
中国に限らず、海外から製品を輸入する場合には、いくつもの規制があることがあります。その中には、中国が輸出に関して規制するものもあれば、日本が輸入に関して規制しているものもあります。今回のテーマであるナイフやエアガンの場合、最も大切なことは、日本の法律である銃刀法の規制を受けるということです。銃刀法では国内での所持等について厳密な決まりがありますから、輸入についても同様のことが言えます。また中国側も武器類の輸出については慎重な部分もありますから、これにも気をつける必要があります。
○中国からのエアガン輸入について
まず、エアガンについてですが、エアガンを用いた事件をきっかけとする2007年の銃刀法の改正により一定以上の威力があるものについては、準空気銃として規制されるようになりました。その結果、一定以上の初速を持つものは輸入が出来なくなりました。基準を満たす製品にしてもらうことは勿論ですが、エアガンを輸入しようとすれば、初速が基準以下だということを証明する速度報告書などの書類が必要となります。また、中国からの輸出に関しても、中国政府の認可が必要となってき、資格を持ったエージェントでないと取り扱うことができなくなっています。
○中国からのナイフの輸入について
ナイフについてですが、刃渡り5.5cm以上の剣やナイフやいわゆる飛び出しナイフなどは刀剣類に該当します。従って、日本では原則、所持が禁止されているものになり、輸入は難しいものになります。また、それ以下の刃渡りのナイフについてですが、輸入することは、可能かもしれませんが、今度は中国側がナイフ等の危険物の輸出に対しては厳しい姿勢をとっています。理由は軍事転用の可能性があるからということです。調理用のものでも、受け付けてくれないことがあるようですから、ビジネス目的でナイフを輸入するのは難しいものがあります。
○中国からエアガン、ナイフの輸入するためには?
では、中国からエアガンやナイフを輸入することはできないのでしょうか。勿論、アリババなどでは、対応してくれるところもあるかもしれませんが、知らない業者の場合、どこまで信用していいのかわからないケースもあると思います。また、基本、ロット販売となりますから、数や値段が希望通りにいかないことも考えられます。このようなことを考えると中国からのエアガンやナイフを輸入するためには、日中両国の規制や事情に精通した、エージェントと相談を行いながら進めていくのがいいと思います。
中国からのエアガンやナイフの輸入について見て来ました。これらについても、中国は数多くの製品を製造していますから、輸入が出来れば大きなチャンスとなってきます。私達、JT TRADINGでは、そんな相談もお受けしますので、お話を聞かせてください。