2022年の春節はいつ?春節は日本人には理解できないぐらい大きな影響が!

中国に春節というものがあることは多くの方がご存知だと思います。コロナ禍以前は、春節の期間、日本にも中国から多くの方がいらっしゃっていました。そんな春節も、コロナ禍で訪日客が見られなくなり、ついつい忘れがちになってしまいがちですが、中国国内では、春節を祝う風習は変わっていません。そして、それがビジネスにも大きな影響が出てくるのです。今回は、2022年の日程を紹介するとともに、改めて、春節の中国からの輸入ビジネスへの影響、対策等について見ていきます。

 

〇改めて春節とは?2022年の日程は?

 春節とは、旧暦に基づく旧正月の期間のことを指します。あくまで旧暦に基づくため、日本で言うお正月とは時期が違ってきます。日本では、旧正月を大々的に祝う習慣は、あまり残っていませんが、中国では、春節がお正月本番と言った感じで、多くの方が休みを取って、帰省したりします。春節は、今の暦上で日にちが決まっているのではなく、毎年、12月に国務院というお役所から発表されることになっています。今年、2022年は1月31日から2月6日までの7日間が春節の期間になっています。

 

 

〇春節の期間の中国国内の状況は?

 春節の期間、中国では、多くの方が仕事を休んで、お正月を祝い、帰省したり、バカンスを楽しんだりします。その規模は日本と比べ物にならないぐらいで、国中が休暇に入っているといっても過言ではないぐらいです。そして、もう1つ問題となるのは、その期間です。日本では、お正月やゴールデンウィークといった長期休暇の際にも、多少のずれはあっても、ほぼカレンダー通りにお休みをとったりします。しかし、中国では、春節の期間を中心に、その前後で結構まとまった休みを取る方、お店や会社が多くなっています。そして、その時期や期間がまちまちだというのが現実です。例えば、ある会社は春節の期間と併せて前の1週間を休みとし、別の会社は春節が終わったあとの3日間休む、といった感じです。

〇春節の輸入ビジネスへの影響と対策は?

 春節の期間の中国国内の状況について、先ほど簡単に説明させていただきましたが、中国からの輸入ビジネスへの影響も大きなものがあります。具体的には次のようなものが考えられます。

 ・工場、物流がストップしてしまうため、商品が入ってこない。
 ・会社も休んでいるため、連絡がつかない。

 つまり、販売するための在庫が底をついてしまう可能性が出てくるのです。それも、春節の影響が出る期間が、国から発表された1週間だけならいいのですが、その前後に渡るため、結構な期間、商品が入ってこない可能性を考えておかなければいけないことになります。対策としては、次のようなことが必要になってきます。

 ・事前に春節による休みの期間を確認し、いつまでに発注すれば、確実に商品が日本に届くか確かめてもらう。
 ・商品が入ってこない期間にどれぐらいの在庫が必要となってくるのかを計算して、事前に発注しておく。

勿論、大量の在庫を抱えるのは、リスクがあり保管費用がかかってくることもあります。

そのようなことも含めて、春節の間のビジネスについて前もって考えておく必要があります。

 

今回は中国における一大イベント、春節について、2022年の日程と併せて見て来ました。春節に限らず、海外とのビジネスの場合、現地の習慣・風習等についても熟知しておく必要があります。

私達、JT TRADINGでは、中国の習慣・風習等について熟知したスタッフが、現地とも連絡を取りながら、中国からの輸入ビジネスをサポートさせていただきます。せっかく始めたビジネスが思わぬことで、ピンチに陥らないように、どんなことでも、ご相談ください。